一昨年の春、訳あって妻と娘が遠くに引っ越してしまい、単身赴任の状態になりました。そこで、学生のころから続けていた玄米食を久しぶりに再開しています。頭痛に効くのです。
私は「お腹の調子が良いときは頭痛にはならない」と信じていますが、以前、偏頭痛もちの知人に「頭痛とお腹の調子と間に深い関係はない」ときっぱり全否定されてショックを受けました。
私は偏頭痛ではないものの、小学校の頃からの頭痛もちで、これまでは5%引きの日を待って薬局に走り、何箱も買い込んでいました。しかし今は、自己暗示のせいもあってか、一昨年の春に買った頭痛薬がまだ2箱残っています。 偏頭痛にも効くと思うのですが、 信じる信じないは宗教のようなものなので、入信を強制はできません。
一昨年から、30キロの玄米の袋をすでに5袋ほど空けました。ほとんど外食はせず、ご飯は全て玄米。「玄米教」というのがあったとしたら、私はかなりヘビーな信者です。「玄米教原理主義者」みたいな。ここまで信心深いと、大変なことが起こります。
二十歳の頃、大たい骨を骨折する事故に遭い、ひざの軟骨がガタガタで、長らく若年性?のひざ関節症患者でした。毎月、ヒアルロン酸という潤滑剤をひざに注射する儀式が欠かせなかったのですが、一昨年の5月、つまり、100%玄米食を始めた1ヶ月後から、ヒザの痛みが消えて、病院に行かなくて良くなりました。妻のご飯が食べられなくなって3キロほど体重が減ったのも原因かも知れませんが。

写真は、玄米4合を圧力鍋で炊いたものです。玄米4合を1日で食べるのはさすがにきついので、食べきれない分はおにぎりにして冷凍しておくと便利です。
玄米の表面にはフィチン酸と言う、「カニのハサミ」が6個ついた形の分子が集まっています。発芽を抑える物質と考えられており、発芽前の玄米や大豆には特に多く含まれています。ガン細胞の増殖も抑えることが発見され、ガンの治療にも使われるようになりました。
その「カニのハサミ」の部分のことですが、たくさんのミネラル類を挟みこむ性質があり、体内からミネラルを奪ってそのまま排泄されてしまいます。
つまり、玄米には2種類の食べ方ができることになります。
水に浸す時間が短いと、ガンの発生を抑えるけれど、ミネラル類を奪ってしまう。逆に充分に水に浸して発芽をさせると、ガンを抑える効果はないけれど、ミネラル類は守られる。また、気分を落ち着かせてくれる効果のあるγ-アミノ酪酸(GABA)という物質が増えるとも言われています。
私は玄米を、発芽させてから食べる方を選びました。私は小さい頃から血色が良く、鉄分不足とは縁がないと言われていました。ところが、検査をしてみると鉄と亜鉛がかなり基準を下回っていて、高価なサプリメントを買わされたことがあります。
宮沢賢治も、ちゃんと発芽をさせてから食べていれば、身体を丈夫に保てていたかも知れません。
玄米を発芽させる方法を書きます。








妻たちと別居中なので最近おすし屋さんに行っていませんが、玄米寿司なら食べたい。